国税庁の令和3年分「民間給与実態統計調査」から今の生活を考えてみます。
令和3年度分の給与実態
令和3年12月31日現在の給与所得者数は、5,931万人(対前年比0.0%増、3万人の増加)となっています。
また、令和3年中に民間の事業所が支払った給与の総額は225兆4,195億円(同2.8%増、6兆2,141億円の増加)で、源泉徴収された所得税額は11兆1,870億円(同8.2%増、8,459億円の増加)となっています。
1年を通じて勤務した給与所得者については、
給与所得者数は、5,270万人(対前年比0.5%増、25万人の増加)で、その平均給与は443万円(同2.4%増、102千円の増加)となっています。
男女別にみると、給与所得者数は男性3,061万人、女性2,209万人で、平均給与は男性545万円、女性302万円です。
給与は上がってきているのか?
10年前の給与と比較して少し(いくらかは)増加してきた。
しかし、考えたいことは給与は少し増えたようにみえるが実際の手取りは、むしろ減ってきているのではないでしょうか。
社会保険料や税金、その他生活のなかで支出は昔に比べると段々と増加してきており、この先も増税や社会保険料の増加により生活に大ダメージを与えるようになってきています。
さらに光熱費や物価上昇が続くようであれば生活に与える影響はさらに大きくなるでしょう。
給与から今の生活を考える
統計からみても平均的な数値からみるとおそらく生活はカツカツになってくると思います。
総務省の「家計調査年報2020年」を参考にみると、
全国平均で月々約31万円ほど生活費がかかるようです。
このことだけだと月々の生活は平均値では生活がやっとできる、もしくは赤字の家計となっているようです。
このことからも、支出を減らして、お金を残して貯蓄、投資に回す。
副業や起業をして収入を増やすことしか活路を見出すことはできないように思います。
会社員は安定的に毎月給与をいただけるため安心感と安定感はあると思う。
ただし、節税はほぼできない。社会保険料などの天引きは確実に行われるため、工夫のしようがない。
まして、会社員で出世してより高い給与を会社で望むことは少し難しいことなのかしれません。
生活を見直す
固定費の中で、うまくすれば固定費を削減できる項目はいくつかありますので、まとめてみました。
通信費
キャリア携帯を使っている人はまだいるのかもしれませんが、毎月の固定費の見直しの中で手っ取り早く削減できるのは、通信費でしょう。
以前は、キャリア携帯で分割で購入して、スマホを使っていました。
毎月夫婦で2万円以上の支出。
最近は格安SIMを使って、夫婦でよく通話をしても3,000円ぐらいまで削減できました。
これからずっと支払っていくとなると、できるだけ安い方がいいですよね。
スマホも分割払いでしたが、一括で購入しています。
これまでiphone一択でしたが、AndroidスマホのPixelはかなりコスパがよくよくなってきたと思います。
保険
残念ながら、この保険についてはまだ見直しができていません。
就職してすぐに加入した終身型の医療保険、死亡保険に入っています。
極端なことをいって、保険を全部解約していくまではしなくてもよいと思いますが、できるだけムダな保険はやめて必要な保障だけに集中すればよいのではないかと思います。
60歳ぐらいまでの間は掛け捨ての定期の死亡保険に加入して、家族への保障を確保して十分です。
医療保険は公的補助があるため、支払ってもあとからかえってくる仕組みなっているため、それほど必要はないのですが、私も過去に言われるまま加入した状態です。
交際費
会社員生活の中でもっともムダかなと思うのは、同じ会社の人と定期的に行う飲み会。
2,3時間の間、不平不満を延々と話す時間は最悪ですね。
建設的で前向きな話ができる方も会社にいますが、やはり頻ぱんに行うのは少しムダかなと思います。
同じ会社の人とのコミュニケーションはカフェやランチミーティングぐらいで十分かな。
会社外の方との会食など、人脈と経験を積むという点ではおすすめ。
住宅
持ち家派?賃貸派?の議論がありますが、すでに持ち家ですので今更感はあります。
ただ、もし過去に戻れるのであれば賃貸で十分です。
理由は、シンプルで会社から住宅手当をいただけるので支出が抑えられる点、近隣住民との関係が悪化した場合に転居が容易などなど、メリットは多いです。
あとは、長年住むとどうしても修繕費などがかさむため、人生の終盤戦での大きな出費が負担になってきます。
自動車
現在、自動車は所有しています。
ただし、次回の車検までには手放そうと検討しています。
地方在住ですが、通勤やプライベートでは自転車、徒歩、電車やバスで十分生活できます。
地方でいると自動車がないと生活できない、とのことをよく聞きますが、私自身も同じ考えでした。
健康なのため、運動で歩いたり、自転車で移動することでダイエットにも、健康にもつながり、ガソリン代も抑えられるのでメリット大です。
※自動車をなくすと抑えられる支出項目
・ガソリン代(毎月1万円×12ヶ月=12万円)
・自動車保険料(年間4万円)
・自動車税(約4万円)
・車検代(2年に一度、20万円程度→1年平均10万円)
・駐車場代(毎月5千円×12ヶ月=6万円) 合計36万円
あと、外出する機会が増えるのでそれに伴うレジャー等の費用が増える。
副業や起業で稼ぐ
支出を減らして、収入を増やせば手元にお金は残るので生活防衛資金は積み上がっていくと思います。
収入を今の会社で残業して稼ぐのも良いですが、昨今の働き方改革や会社自体も経営の効率、生産性の向上でそれほど残業はさせてもらえなくなってきています。
とくに40歳を超えてくると、管理職の方が多いと思いますので残業手当はつかないと待遇でしょう。
そうなると、スキルを磨きつつ、空いた時間で副業や起業して稼いでいくことことが望ましいでしょう。
会社も社会ももう守ってはくれないので、自分の力で工夫しながら稼いでいく。
会社員しながら副業するのがベスト
いきなり起業できる人は苦労しないだろうと思う。
会社員から独立するのはどうしても怖いものがあるので、副業しながら会社員としての給与を補完するのが最適解になってくると思います。
会社で副業が認められていなケースがまだあるときは注意が必要ですが、ない場合はさっさと始める。
まず、始める上でおすすめの副業は
1 ブログでアフィリエイト
2 ポイントサイト
3 メルカリで不要品販売
4 ココナラやクラウドワークスなどで働く
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