【書評】はじめの一歩を踏み出そう、起業する前にまず知ること!

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起業する前に一度立ち止まって読んでほしい

 

起業する前、起業してまもない人は必ず読んでほしい一冊。
あと、うまく行っていない組織の運営で悩んでいる経営者にも読んでほしい。

この本で学んだことを自分なりの考察も含めて簡単にまとめてみた。

参考にしてぜひ起業して成功してほしい。

起業するタイプ

事業を始めるひとのタイプは大きく分けて3つの性質で構成されている。

その性質は「起業家」「マネジャー」「職人」である。

私なりの解釈も入れると、
「起業家」は
情熱的で何か現状に不満があり、常に新しいことを求めている。
ただ、熱しやすく冷めやすい性格。
私も会社員ではあるがこの性質は強く出ている。
仕事で新しい企画を立ち上げるのはとても精力的に動くことができるが、継続していく力は
少し劣っている。
「起業家」は未来をみて生きていると言える。

「マネジャー」は
会社でいうと管理職的な位置づけ。
部下の管理や手続きなどの進捗管理、決められたルールを見守り、管理するのが仕事である。
どちらかというと単調な仕事で嫌われ仕事ではあるが、昔に日本では多くのお父さんたちが
目指した中間管理職ではないだろうか。
「マネジャー」は過去を見て仕事をするタイプ。

「職人」は
自己満足の仕事を中心にするタイプ。
淡々と作業を集中して行う人。
「職人」は現在を生きる人。

この3つのタイプがどれが良いとか悪いとかではなく、起業する人はだいたいこの3つの性質で
構成させれていて、どの性質が大きいか小さいかで成功のしやすさが変わってくる。

起業する人はサラリーマンで仕事をしていて、自分より給与の高い上司や経営者をみて、
自分の方が仕事できるのに給与が安いのはおかしいと考える人もいれば、命令や指示されることが
苦手な人などが起業する可能性が高い。

起業してほんどは失敗する理由

この本の中では、起業して数年の間で約8割の事業者が廃業したり、倒産したりする。

では、理由は何なのか?ここでは

「事業の中心となる専門的な能力があれば、事業を経営する能力が十分に備わっている」と
勘違いすることである。

今の感覚で言えば、会社で推奨する資格をとって独立する、美容師は美容院を開くなど
専門的な知識があれば、その分野で事業始める資格が十分にあると思っている。

起業してみると専門的知識以外にも多くの知識が必要になる。

例えば、帳簿をつけたり、雇用・採用など専門的な知識以外の経験が必要となってくる。

起業後、このような予想していない業務追われ、本業がおろそかになりピンチが訪れる。

成功する起業家の視点

自分がいなくても事業が回っていく仕組みをつくれるかどうかが成功する起業家の視点である。

まず、失敗する起業家のパターンは
自分で全部しようとする人。
帳簿をつけることから、雇用・採用、本業の運営など全部自分でしないと気がすまない人は
結局仕事はすごくしている気にはなるが業績は悪化して廃業・倒産の可能性がぐっと高くなる。

起業家が考えていかないといけないのは、
いかに事業をパッケージ化してうまく他人に実行してもらうかに尽きる。

特に注意が必要な起業家は「職人」タイプの人。
「職人」タイプは結局のところ作業が好きな自己満足な人なので、
うまく商品が作れた、うまく製品やサービスの説明はできたことに満足するタイプである。
決して、広い視点でサービスや製品などについては考えていない。
指示がなければ生産的、創造的な仕事はできない。

この点「起業家」は未来をみて、ワクワクするようなビジネスモデルを考えたりすることが
得意。

自己満足的な「職人」の仕事が好きな人はおそらくうまくいく可能性は低い。
今はうまくいっていても、近い将来に立ち行かなくなる可能性が高い。

会社組織でも3つのタイプがある

起業家の性質に3つのタイプがあり、
同じように会社組織の中にも3つのタイプがあり、うまくこの考えを活用していけば
組織運営に有効な改善をおこなうことができる。

組織の中でも、大抵は「マネジャー」「職人」で構成されている。
そのため、組織の規律や対人関係など社内文化までもが崩されて、若い世代と高齢世代の
ギャップも大きくなってきている。

悪い性質や人ではないが、
「マネジャー」「職人」での性質の人が案外会社でも多くいる。

彼らは創業者や起業者ではなく、サラリマンー社長や経営者は「職人」「マネジャー」では
会社の事業自体もうまくは行かなくなる。

 

まとめ

起業しようと考えている人、起業したての人、会社の経営者(サラリーマン経営者など)は
「職人」=作業が好き
「マネジャー」=管理好き

傾向が強く出ている人はよく自分の事業をみてみるとうまく行かなくなっている場合が多い。

起業家の考えを忘れ、作業と管理の連続になっている。

事業をうまく回したい起業家や経営者は自分が「職人」「マネジャー」になっていないか
振り返って考えてみる必要がある。

今回は起業しても失敗する人のことを
「はじめの一歩を踏み出そう」著者マイケル・E・ガーバーを参考に
考えてみました。

 

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