40代以降になってくると役職定年による収入ダウン、60歳以降の定年延長や再雇用による大幅な収入の減少がこれからの我々の世代に待ち構えています。
その時になって、「どうしよう!!」と焦ったり、不安を抱くのではなく、現役の会社員でまだ収入が安定している時に副業や長期的に続けていくことが可能は収入の柱を見つけて置くことが重要です。
副業を見つけるための3つの方法
副業やもう一つの収入の柱について考えてみても、なかなか出てこない。
安易にアルバイトをするのであれば、今の会社で出世するか、残業代で稼いだほうが賢いと言える。
同じ会社での収入アップは確かに効率的ではあるが、昨今の黒字リストラや倒産なども考えると一つの会社に依存することは人生100年時代では不安定過ぎる。
本業の切り口を変える!
会社員の本業を副業の延長線上のスキルを使って副業を始める。
ただし、会社の顧客情報を使って、顧客に同じサービスを提供してしまえば、会社をクビになるかもしれませんので、注意が必要です。
会社員の実務経験で培ったスキルなどを使って、中小企業や個人事業主に情報提供したり、週末に知り合いの会社の手伝いから始めてみるのが良いでしょう。
中小企業や個人事業主では慢性的に人材の確保が難しいため、経理や人事の担当者を雇うことはできません。そのため、週イチ程度で会社の経理や人事の手続きやアドバイスをしてあげれば、役に立つにし、報酬もいただけるでしょう。
身近な例では、銀行勤務の友人が独立してコンサルタントをしていますが、銀行員では当たり前な資金繰りや資金調達のアドバイスをするだけで、週一回2時間程度の仕事で毎月15〜20万円の報酬をもらっています。
独立してこのような顧問先を複数持つだけで、すぐに会社員時代の年収を超えます。
会社員の安定した給与を確保しながら、今のスキルを活かしながら数万円程度であれば、すぐに稼げます。
趣味を起点に稼げるようにする!
「本業の切り口を変えてみる!」でも述べましたが、今持ってないスキルや知識を習得するのはとても難しいことです。
今の自分を起点にして、副業を考えることが強みを活かせます。
例えば、「読書」が好きなのであればよくあるのが「書評」などのレビューをもとに自分の経験などの切り口にブログや動画を作成して情報発信をAmazonアソシエイトで収入を稼ぐ。
少しでもブログなどを通じて収入になれば、続けていくモチベーションの維持になります。
いきなり稼ぐことに中心にせず、楽しみながらやることも大切!
(参考図書)
地域活動やボランティアのコミュニティでの活動を通じて副業に変える!
積極的に地域活動やボランティアに参加して人脈や行事などの経験は得ることが大切です。
定年になってもよく勘違いするのは会社員時代に部長や役員だった人が定年後ももとの会社の部下に上司ヅラして指示・命令する人がいますが、現役世代であれば言うことは聞いてくれます。
退職してしまえばただの人ですし、先輩・上司ヅラされると現役会社員としてはうっとしいことこの上ないです。
定年後、今の会社の部下に上司ヅラして命令しても良い反応は得られないことを前提にして、現役の頃から会社以外の組織で人脈を形成しておくことです。
まずは、カルチャーセンターでの集まりや自治体で実施している地域活動に参加してニーズを探って、人脈を作っていくことです。
(番外)学び直し・リスキリング
時代の変化とともに新しいスキルや資格を学び続けていく必要はあります。
ただし、難易度の高すぎる資格や本業と全く関係のないスキルを得ても副業などでお金を稼ぐことは難しいでしょう。
よくあるのが、独立を夢見て難易度の高い税理士や司法書士の資格を目指してプライベートの時間を使って疲れ切って、お金と時間を浪費している方がいます。
生活や中小企業、経営者にニーズのあるスキルや資格は以下のものがおすすめです。
【おすすめの資格】
・簿記2級(1級までは一般的に不要。中小企業では2級で十分です!)
・FP(ファイナンシャルプランナー)←こちらも2級で十分です!
・宅地建物取引士
・社会保険労務士
経理や人事を本業で担当しているのであれば、即戦力として中小企業の人材として少ない時間で副業の一つとして稼ぐことができますし、FPなどであれば経営者の投資やライフプランの良き相談相手となって信頼を得て、アドバイザーとして収入を得られるチャンスです。
習得・合格までの体験を情報発信する
学び直しやリスキリングについては、ニーズが高いため習得や合格までの学習方法などの情報をブログや動画など通じて発信することで収入を得ることが可能です。
すでにブログや動画などのアフィリエイトはレッドオーシャンと言われていますが、いつでも切り口を変えて行うことでチャンスはあります。
まとめ
副業で何をしようかと悩んでいる人、まだ行動に移せていないのは新しいことをしないといけないという先入観が強いせいです。
今の自分のもつスキルや経験を使っても十分に副業としてのニーズはあります。
本業で40歳以上になれば、会社から結構な給与をもらっている人は多いはずです。
会社もあなたスキルと経験にお金を払っています。自信をもって今の自分の価値を信じておくことです。
組織の中では出世できなくて、これ以上収入の伸びしろがもうない人、役職定年や定年延長で給与が大幅にダウンした人なども悲観することなく、必要とされる人に自分の能力を提供するべきです。
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